公益社団法人 徳島県鍼灸マッサージ師会 ロゴ

TOP組織と各部の活動会報>21号新年号-目次

会報「全鍼徳島」
第21号 平成19年1月1日発行

● も く じ ●


会長挨拶

今年度の主な事業

新理事紹介
新入会員紹介


全鍼大会報告

スポレクの報告
三法人合同一泊研修
三法人合同忘年会


経営委員会報告

全鍼師会組織強化部よりご案内

学術部便り

財務部よりお願い

保険部便り

共済制度のご案内

料金表     ※料金改定により削除しました

青年部便り

四国ブロック協議会のお知らせ
全鍼大会のお知らせ
日東医のお知らせ
ホームページの案内


全鍼徳島への様々な届について
編集後記




新年のご挨拶
会長 中野義雄
写真:全鍼師会総会にて議長を務める中野会長
 2007年の年頭にあたり謹んで新年のお慶びを申し上げます。
どうか本年も本会の活動にご理解ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 さて、本年は法人設立30周年にあたる年。先輩諸氏が築かれた大きな業績に感謝すると共に、この法人を尚一層拡充し、会員と市民(社会)が一丸となった活動を行い、社会性と公益性を重視した法人団体として発展、飛躍を図ろうと考えております。

 また、昨年は《無資格業者の逮捕》に関係して我々の立場が新聞に大きく報道され、広く県民の理解を得た年でありました。本年も引き続き無資格者対策を実施し、中央での活動を支援するため「資金カンパ」を皆様にお願いし、地方と中央が一致団結して無資格者撲滅のため頑張って参りたいと思っております。

 本年は、学術の振興、経営の改善、保険取り扱いの推進、組織拡充、公益活動の推進、無資格者対策などを活動目標とし、三法人で協調できるものは三法人で実施して参りたいと思います。

 私どもを取り巻く環境はまだまだ厳しいものがあります。どうか本会の活動にご参画頂き会員一人一人のご協力によって本会の目的が達成できますよう宜しくお願い申し上げます。本年が皆様にとって、より良き年となりますよう衷心より祈念申し上げます。

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本年度の主な事業


平成18年4月9日(日)
「国会請願のための署名活動決起集会」
ホテルグランドパレス徳島
国民の健康を守る法改正のための国会請願に対する署名活動を成功させるための決起集会
業団7団体、約100名参加

第一回学術研修
ホテルグランドパレス徳島
「健康づくりのポイント」
講師:徳島県保健所長会会長 石本寛子先生(医学博士)


4月30日(日)
平成18年度 第29回 通常会員総会
ホテルグランドパレス徳島
出席者73名(内委任状46名)
議長・東智志先生
書記・中島智美総務部長
議事録署名・藤本博文先生、加藤博司先生

三法人合同 フォーラム“2006”「今、業界に何が起こっているか!」
ホテルグランドパレス徳島
パネラー:三法人の代表6名コーディネーター:県保険師会会長


5月3日(火)4日(水)
次世代育成支援イベント「おぎゃっと21」
アスティとくしま
三法人協調活動「ママ☆マッサージ」「スキンタッチ」のボランティア

※以上は、会報20号をご参照ください。


7月1日(土)2日(日)
三法人合同一泊研修会
月ヶ谷温泉
バーベキュー等の親睦会
はり・マッサージ施術及び親子スキンタッチの普及ボランティア活動
(福原ふれあいセンター)


7月9日(日)10日(月)
第5回全鍼師会大会in湯田(山口県)
大会テーマ「みんなで創ろう 安心の文化」
4名参加
坂本貴子理事が会長表彰受賞


8月6日(日)
第二回学術研修
ホテルグランドパレス徳島
研修@ 10:00〜13:00「救急救命について」
講師:徳島東消防署員3名
本講習受講者には修了証書発行
研修A 14:00〜15:00 「生活保護の実務研修」
講師:徳島市保護課 浜義之庶務係長 担当者
研修B 15:00〜16:00「自賠責保険の実務研修」

ボーリング大会と食事会(青年部主催) ダイヤレーン他


9月3日(日)
第三回学術研修
ホテルありの道
「接客マナー」講習会
講師:ルネッサンズリゾートホテル 浜野勢一氏


10月15日(日)16日(月)
第32回日本東洋医学系物理療法学会学術大会
和歌山県白浜
2名参加


10月22日(日)
第四回学術研修
ホテルありの道
「頭痛に対しての東洋医学的鍼灸療法」
講師:尾崎敏浩先生
(社)愛媛県鍼灸マッサージ師会副会長松山総合福祉専門学校講師


10月29日(日)
第13回スポーツ・レクリエーション祭
鍼・マッサージボランティア
阿南市那賀川スポーツセンター
三法人合同で16名参加85名の受療があった


12月17日(日)
三法人合同忘年会
渭水苑
三法人合わせて34名参加

※以上、既に行った事業。以下は、これから行う事業です。


平成19年1月14日(日)
第一回健康フェア
アスティとくしま
徳島県医療推進協議会主催
全鍼・日マで27名参加


2月4日(日)
第五回学術研修
マッサージを中心とした研修
講師 堀昌弘先生


2月18日(日)
カキツアー(青年部主催)
香川県


3月3日(日)4日(月)
四国ブロック協議会
香川県


※免許所持証明書発行、FM徳島スケジュールノート広告、経営委員会、会報発行等、他にも本会の目的達成のための事業を行っております。


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新理事紹介

写真:新理事・泉木礼子先生学術部副部長 泉木礼子





学術部副部長を担当することになりました。
理事1年生で不慣れですが、がんばりたいと思います。
よろしくお願いします。




新入会員紹介
今年度、12月31日現在までに8名の先生が新入会されました。

加藤 博司
かとう鍼灸養生院
三好郡東みよし町加茂1443-1
電話0883-82-5834
4月1日入会

岩佐 真理子
大和鍼灸院勤務
小松島市小松島町新港31-46
電話08853-2-1231
4月1日入会

佐藤 幸一
美馬市脇町字西赤谷505-2
電話0883-52-入会

山住 孝枝
くつろぎや勤務
徳島市佐古4番町7-15
電話088-657-6222
入会4月1日

徳島市南二軒屋町1丁目1-2
電話088-652-7118
4月30日入会

兼松 秀
葵鍼灸治療院
徳島市城南町3丁目2-7
電話088-623-7782
5月23日入会

清水 祥司
清水治療院
徳島市幟町1丁目16
電話088-652-5791
6月22日入会

平尾 清
やすらぎ治療院
美馬市脇町大字脇町334-1コーポ藤本101号
電話0883-53-9200
12月17日入会


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全鍼師会大会in湯田

 平成18年7月9日、10日の二日間、山口県湯田温泉にて全鍼師会大会が開催されました。
 全国の業友と、有意義な時間、楽しい時間を過ごせるこの大会に、全鍼徳島からは、4名が参加しました。



全鍼師会大会in湯田旅行記
濱崎 倫宏


 前回の青森大会から参加を始めたこの全鍼師会大会なのだが、今回は山口県の湯田温泉だ。こんな機会でもなければ、なかなか訪れる事も無いだろう。

 飛行機を乗り継ぐ旅も僕には新鮮だが、電車で行ける近場の大会の方がのんびりできて性に合っている。前回は徳島県師会からも多くの参加者があったのだが、今回は中野先生、中島先生、現地集合の坂本先生、それに僕、の4人だけだった。多い方が楽しいのに少し残念。

 7月9日朝7時の特急で徳島駅出発なのだが、以前に大遅刻をやらかした前科のある僕は30分前に集合場所に到着して、皆を待つ事に。慣れない早起きで眠いが、まだ旅は始まってもいないのだ。まず中島先生が到着、そして中野先生、特急うずしお4号で時間通りに出発進行!・・・引田駅までは起きていたのだが、そこから先の記憶が無い。目が覚めると栗林駅を過ぎた所だった・・・

 せっかくの旅行なのに完全熟睡してしまった。高松駅でマリンライナーに乗り換え岡山へ。今度こそしっかり起きていようと思っていたが心地よい列車の揺れに身を任せてから瀬戸大橋を見た記憶が無い。気が付くとそこは岡山駅だった・・・それにしても中野先生は徳島を出発してからあれだけ飲んでいながら、どうして起きていられるのだろう?

 さあ、岡山駅からは新幹線に乗る。いったい何年ぶりだろうか?なぜか新幹線は興奮する。ホームでもやたらと写真を写しまくり、「おのぼりさん」状態でキョロキョロしている自分に気が付いて少し恥ずかしくなった。それでもワクワクしてひかり393号に乗り込む。

 内装もシートも鳴門線とは違うなあ、窓ガラスも二重だよ。等、どうでもいい事を考えながら座席に腰を落とす。新山口駅まで1時間半の旅だ、しっかり心に刻んでおこう。と、思っていたのに新尾道駅を通過した頃からトンネルが増えて視覚刺激が減ったからだろうか?

 ・・・・・・zzz

 ここまで車内で延べ2時間は眠っているはずだ、我ながら情けない。乗車時間の半分は眠って過ごした事になる。もったいないなあ、と反省しきり。(新山口駅に近付いてから目覚めた)さらば快適シート。もう後は「やまぐちライナー」とやらに乗ったら湯田温泉駅に到着なのだ。果たしてどんなライナーか?と思っているとやって来たのはローカルの、もう鳴門線でも見掛けないサードゴロ。2両編成だよ・・揺れる線路に急カーブ、これではさすがに眠れない(笑)15分程で目的地の湯田温泉駅に到着した。

 湯田温泉駅に降り立って最初の感想は「鳴門駅」・・・さびれている。ちゃんと売店もあって有人駅なのだが、4両編成の電車では止まれない程のホーム、白い平屋の鉄筋駅舎。そして、何故だか駅舎の横には駅舎よりも背の高いコンクリート製の白狐のオブジェがドーンと鎮座している。これは一体なんだろうか・・?とりあえず、開会式まで少し時間があったので駅前から延びるメインストリート?をブラブラとしながら昼食を食べる場所を探す。ところがしばらく歩いていると急に観光ホテルの立ち並ぶ4車線の大きい道路に交差した。実はこれがこの温泉街のメインストリートなのだ、これは徳島にはないな。徳島にもこれ位の温泉地があればなあ、等と考えながら、結局手近な喫茶店で日替り定食を食べる事にした。

 昼食後、大会会場のある「ホテルかめ福」に向かう。旧館、新館併せて500名以上の収容人員を持つ大ホテルで、開会式は旧館にて行われた。今回は400名以上の会員が集まり、行われるテーマは「みんなで創ろう安心の文化」僧侶の川村妙慶先生による特別講演も行われたのだが・・・記憶にございません、非常に心地よい声で・・・

 気を取り直して、1つ目の分科会「無資格対策部会」に出席した。川村法務局長に壇上に昇っていただき、カイロ整体等、無資格者に対する各地の師会の対応と今後の全鍼の対応について活発に意見が交換された。そして国会請願の審議未了とはどういう意味なのかこれからどうすればいいのか?という話もあった。一丸となって集めた署名で成果を出せなかった事で皆、無念そうだった。

 2つ目の分科会は「保険部会」に出席した。吉井保険局長による保険取り扱いの現状とその課題についての話をおうかがいした。妙な保険請求の話(施術回数が31回になっていたり、傷病名が「不眠」になっていたり・・・)往療料金の改定と往療の考え方について(歩行可能の方に往療、2ヶ所通院の場合で片方が通院なのに片方が往療)僕も気を付けなければならない事だ。

 初日の分科会はここで終了した。一旦、客室に移動する。400名が一斉に移動するのでエレベーター前は大渋滞。仕方がないので7階まで階段を昇る、ふうっ。入った部屋は和室の5人部屋で香川県師会の方と相部屋になった。後で色々、情報交換しようと思う。

 荷物を置いて一息付く間もなく2階まで階段を降りて懇親会に、ふうっ。始めに25周年記念式典があって、その後いよいよ懇親会が始まった。やはり山口県という事で「ふぐの薄造り」それから、「ふぐの唐揚げ」そのほか御馳走いろいろ沢山、期待通りで大満足だ普段あまり飲まないのだが、この日は少しビールを飲み過ぎた。酔っ払ってフワフワする。中野先生はお酌に廻って行ったまま全く帰って来ないのが少し気になるなあ・・・僕もあちこちの先生のお話をお伺いしたかったが、「御返杯」が恐ろしいので自分の席でおとなしくしていた。もっと積極的に行動しておけばなあ、と反省している。

 ちょうど、場も盛り上がってきた所で大太鼓の実演が始まった。沢山の太鼓が鳴り響き、更に懇親会場が熱気を帯びて最高潮に達するといよいよ、お待たせの抽選会が始まった。ハラハラして待っていたが、結局何も当たらなかった。でも中島先生は「和紙草履」が当たった。なんか羨ましい・・・ あっという間に2時間が過ぎて・・・ ここで懇親会は終了、飲み足りない皆さんは引き続きナイトサロンやホテル内のカラオケスナックに雪崩れ込むのだが、僕はギブアップ。早々に部屋に退散し、フラフラ、フワフワしながら大浴場に向かう。

 一階の土産物売場の更に奥に大浴場がある。「風呂上りに湯冷ましのついでにブラブラしながらオミヤゲもどうぞ」というシステムだ。よく出来たもので、後で僕もまんまと策にはまる事になる。大浴場の男湯は「昔話の湯」浴場に様々な昔話のキャラクターが配置されている・・・どうも落ち着かない。髪を洗っている僕の後ろで赤鬼がジッと見ているのが分かる。あれ?最初からコッチに向いていたっけ?像が動いたのか、酔っ払いの僕の目が回っているのか?それすらも、どうでも良くなって湯船に浸かると今度は白狐と狸が・・・

 どうも慣れないお酒と温泉にのぼせてしまった様だ。少し外で頭を冷やして来るか、と件の土産物屋に・・・よく出来てるなあ、僕って、ホテルの思惑通りの良いお客だ。ここで試食コーナーの「ういろう」にハマる。つい大量に買い込んで宅急便で送ってもらう。宅急便の箱に隙間ができるというので更に河豚の干物など・・・良い客だ(笑)

 店内を物色していると山口の昔話の絵本があった。それによると、なんとあの白狐こそがこの湯田温泉を発見したのだそうだ、駅前や風呂の白狐の理由がやっと分かった。なるほど〜今でもそうして温泉(と僕)を見守っている訳ね。ありがたい、ありがたい、それと、この湯田という場所は文化的にも大した所で中原中也や、種田山頭火もこのホテルのすぐ近くに居を構えていたそうで、色々と句集や絵葉書なんかも売っていた。あれこれと暫らく選んだ挙句、山頭火の句「 濁れる水の 流れつつ澄む 」の絵葉書を1枚買う。

 ようやく落ち着いて来て部屋に戻ることにする。まだ中野先生は帰っておられない。ナイトサロンを覗きに行ってみるが青森大会の時よりも集まっている人は少ないようだ、もう11時を回っているからだろうか?中野先生はいない、カラオケスナックにもいない、何か面倒になってロビーでタバコを吸いながら天気予報を見ると・・・台風が近付いている!これも僕の日頃の行いが・・・

 明日は大丈夫なのだろうか?

 再び部屋に戻りマッサージ実技(!)をしている香川県師会の先生の話を聞く。それにしても熱心だ・・・小豆島で競輪選手にマッサージをしている先生の話は有意義だった。そのうちに眠たくなって布団に入った。一体何時位だったろうか、風が強くなってきている・・・・

 朝、目を覚ますと中野先生が眠っているので一安心、だがしかし、外の様子は大変で、階下の街路樹は強風に煽られて、大粒の雨が時折、激しく打ち付けている。・・・帰れるだろうか?

 1階に下りてフロントでパンフレットをもらって雨の様子を見ながら外に出る。コンビニで雨宿りをしながら山頭火の句碑のある公園をめざす。大雨の中、鳩にエサ撒くジイサンや、暴風の中、公園を掃き掃除をするバアサンなどを通り過ぎ、目的の句碑にタッチして大急ぎで帰る。内容なんて覚えていない。ただ台風の中を歩きたかっただけ。もしかするとジイサン、バアサンより変人かもしれない・・・

 再び部屋に戻り、荷物をまとめて帰り支度を済ませる。こんな天気だと慌しくなるかもしれない。準備万端で朝食に向かう、普通の和風の朝定食で、気を取り直し、のんびりゆっくり食事をした。

 さあ、9時からは2日目の分科会だ。介護事業推進委員会に出席。サブテーマは「未病治という名の介護予防Part2」 4月の介護保険改正で新たに始まった介護予防、各地で行われている鍼灸師による様々な試みや報告が発表された。実際問題、僕は介護事業にまで手が回らないのだが、積極的に取り組む諸先生方の話はとても参考になった。その後、筋力トレーニングの実技が行われた。高齢者でも簡単にできる訓練は、運動能力の個人差や本人のやる気の差が大きい人の間で、ゲーム感覚でトレーニングに挑戦してもらえるので、今後の治療に役立つ物になるだろう。しっかり覚えておきたい。

 いよいよ全鍼師会大会も閉会式を残すのみになった。今回の会も学ぶべき物がたくさんあって、おもしろかった。惜しむらくは、周辺 の探索が出来なかった事だ。台風さえこなければ、もっとゆっくり見て回れたのに。閉会の挨拶もそこそこに急いでロビーに出る。

 案の定、外は暴風豪雨でとても駅まで歩けない。近い場所なのだがタクシーを使う。果たして列車はダイヤ通りに運行しているのだろうか?無事に列車に乗れたとしても瀬戸大橋は渡れるのだろうか?つい嫌な事を色々考えてしまう。空は真っ黒い雲がどんどん流れて行く。ドラマみたいだ。悪い奴に天罰の落ちるシーンだ・・・。

 湯田温泉駅に到着して、巨大な白狐様に懺悔しながら列車を待つ。

 なんとか例の「やまぐちライナー」も新幹線も平常通りに走っている。相変わらず風雨は強いが、懺悔が通じたのかこれで一安心。定刻通りに「ライナー」に乗り込み帰路に就く。新山口駅で新幹線のぞみ28号に乗り換え。待ち時間に「こだま」や「レールスター」の写真が沢山写せた。それにしてものぞみは速い!しかも山口から東に向かうにつれ徐々に暗雲が薄くなってきた。風雨も少し弱まってきた。これなら瀬戸大橋も大丈夫だろう。あっという間に岡山駅に到着した。岡山駅で少し連絡時間ができたので、駅構内のビュッフェで軽めの昼食を取る。高松でも寄り道する予定なので本当に軽めに「肉うどん」・・・中野先生と中島先生は地ビール飲んで上機嫌だ。新幹線でも飲んでたし・・・僕も友人のお土産に2本買う事にした。

 岡山駅からマリンライナーで高松へ、瀬戸大橋も無事に通過した。高松駅に着くと、もはや雨も止み、傘も差さずに歩ける天気、駅ビル最上階の展望台から市街の風景を眺める。改めて、高松は都会だなと感じる。駅前の再開発も進んで、更に立派になった。下に降りてブラブラ歩きながら商店街散歩。シャッターを閉めた店もあるが、それでも賑やかで、たくさん人も歩いている。新町商店街と比べると・・・。地元の人に聞いた、おいしいうどん屋に行くことに。セルフっぽい店だったが、コシのある麺にダシの効いた汁のおいしいうどん屋だった。岡山駅で少し食べていたので、「きつね小」しか食べ られなかったのが残念だった。

  高松で2時間半ほど寄り道したが、、7時前に「特急うずしお」に乗り込み、8時に徳島到着。「ツアーコンダクター中島」先生の予定通りにすべての旅行日程を終えることができた。すばらしい!

 台風が接近して不安にもなったが、楽しい旅だった。

 来年の全鍼師会大会は食い倒れの街「大阪」だ。がんばるぞ!








「第5回全鍼師会大会in湯田」に参加して
坂本 貴子

 7月9日(日)・10日(月)の2日間にわたり「第5回全鍼師会大会in湯田」が山口県の湯田温泉ホテルかめ福で開催されました。今年も前日よりスタッフとして参加させていただきました。
 8日の昼頃、小さな湯田温泉駅に到着しました。あいにくホームに降りた時は大雨となり、急いでタクシーに乗り込み会場に向かいました。タクシーの窓からふと駅を振り返ると大きな白狐(白い狐)がこちらを向いて笑っているように見えました。そして傍らには「白狐の湯」とかかれていました。後で調べてみると湯田温泉の由来に、傷ついた白狐がやってきて、足をつけていた様子を見ていた僧により発見されたことから「白狐の湯」と呼ばれているそうです。この湯田温泉駅前にシンボルとなっている鎮座している白狐は「ゆう太君」という名前だそうです。



 さて、組織強化部が新設されて2年目を迎え、私も湯田大会では組織強化委員として、2つの分科会を担当させて頂きました。担当した分科会「流行る治療院を増やす会」「組織強化担当者会議」から報告させていただきます。組織強化委員のメンバー6名は、北海道から九州までおられるので一つ場所に会うこともなかなか出来ないため、常にメールのやり取りを行い運営や企画を話し合ってきました。



 1日目の分科会「組織強化担当者会議」では、今年度より各都道府県師会に新たに設置していただいた「組織強化担当者(以下担当者という)」の皆様と「組織強化委員」が初めて顔を合わせ、今後の運営やネットワークについて話し合いました。第1回目となる今回の会議にご参加くださった全国の担当者の先生方(代理でのご参加も含む)は、県師会の会長、副会長の先生方や保険部長、学術部長、総務部長、広報部長、青年部長、女性部長と、色んな役職の先生方79名でした。本当にバリアフリーの部局だと感じました。今回の会議の一番の目的は、組織強化部の活動方針や事業内容をきちんとお伝えし、今後の事業においてご理解とご協力をお願いすることでした。会議では、各県師会への担当者設置の意義や中央部局である組織強化部との関わり等について説明をさせて頂き、担当者の皆様からは、組織強化部に対してたくさんの有意義なご意見や質問、建設的な提案をいただきました。皆様の期待の大きさを感じると同時に改めて役割を担っていく責任も強く感じさせられた会議でした。



 又、今後の各県の担当者とのネットワークの構築については、名簿管理と【組織強化ネット】を利用したコミュニケーション行っていくことで承諾をいただきました。会議の最後に、今年度後期の事業として、会員拡大を目的に各都道府県師会用の組織未加入者を勧誘する際に使っていただけるような、入会案内(パンフ等)の編集可能な雛形を作りたいと考えていることをお伝えし、「この事業を、全国の担当者とのネットワークを使った最初の共同事業にしたい」とお願いしましたら、大きな拍手で趣旨に賛同いただきました。会員減少に悩んでいる県は多く、会員増への期待感からかもしれません。山口大会において、まずは「夢のある部局」の第一歩を踏み出すことが出来たのではないかと思います。


 2日目の分科会「流行る治療院を増やす会」には、約150人の先生方にご参加を頂き、今回新しく出来上がったばかりの「経営素材ガイドブック2006 CD−R版」をプレゼンして見ていただきました。

1.新患を増やす、2.紹介を増やす、3.継続を増やす、の3点にポイントを置き、お金をかけずにできる工夫やアイデアがあるということについて素材の中から何点かピックアップして解説し、音声読み上げに対応させたことなど実演いたしました。その後、例年のように班別討論会を行い、最後にご参加頂いた先生方には、お土産としてガイドブックのCD−Rを無料配布致しました。「ガイドブック」の初版本は、すでに第3回道後大会に合わせて製作しましたが、今回はその後継版となるもので、今回工夫した点は、視覚障害者の方にもイメージしやすいよう画像にコメントを入れ、読み上げに対応させたこと。研修会等の資料としても利用していただけるように印刷しやすいPDF形式のデータ版にしたことです。本県からも素材提供を頂き、FM徳島のラジオCM、スケジュールノートと徳島新聞への広告など鍼灸マッサージの啓蒙、違法行為者への対策などの素材を載せさせていただき、私個人も予約券や領収書など日常業務で使うものを提供させて頂きました。

 今回のガイドブックの製作段階において、一番苦労をしたのは、「音声で読ませる」ということでした。音声ソフトを使用している委員のメンバーに色々と教えてもらいながら、私自身「音声対応の難しさ」を学ばせていただきました。そして何とか作り上げたガイドブックを杉田会長、川村法制局長にもチェックをしていただき法制度上問題がないかを確認して頂きました。

 このガイドブックが本県でも、“経営”をテーマにした研修会等の資料として会員の皆様方の治療院の繁栄につながるよう、又新入会者の開業支援や会員獲得のアイテムとして利用していただきたいと心より願っています。「流行る治療院を増やす会」には、ご参加いただいた皆様からたくさんの貴重なご意見、ご感想をお寄せいただきました。皆様からの声を参考にして、来年も「参加して良かった」と言っていただけるように頑張りたいと思います。(ガイドブック2006は購入できます。詳細は斯界通信149号をご覧下さい。)

 前日準備から三日間に渡った大会では、スタッフの先生方はもちろんですが、全国から集まって下さったたくさんの熱心な先生方と友情の輪が広げることが出来、これが何よりも収穫でした。こういう機会は全鍼師会大会をおいて他にないと思います。今度は徳島から近い大阪で開催されますので、ぜひ来年は大勢でのご参加を期待しています。


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第13回徳島県スポーツ・レクリエーション祭
はり・マッサージボランティアの報告


副会長 八百原義正


1、日時
平成18年10月29日(日)10時〜12時

2、場所
阿南市那賀川スポーツセンター

3、主催
徳島県スポーツ・レクリエーション祭実行委員会

4、実施団体
(社)徳島県あん摩マッサージ指圧師会
(社)徳島県鍼灸師会
(社)徳島県鍼灸マッサージ師会

5、ボランティア参加者
合計---16人
全鍼---9人(上原、高島、田中、中野、濱崎、林、宮下、八百原、山田)
日マ---6人 (黒崎、桑原、谷口、西、山下、米沢)
日鍼---1人 (宮本)

6、利 用 者
総人数85人
(はり 14人 ・ マッサージ  32人 ・ 併用  39人)
男女別
男性−32人
女性−53人

7、総  括
 今回も上記に記載の通り、(社)徳島県あん摩マッサージ指圧師会、(社)徳島県鍼灸師会、(社)徳島県鍼灸マッサージ師会の業団三団体が共催でボランティア活動を行いました。昨年から各地域で競技や日程が分散し個別に運営されるようになった為、今年は阿南市那賀川スポーツセンターへ行きました。昨年の池田町総合体育館同様、約3時間で85人の施術利用者があり、はり・灸・マッサージの普及になったと確信しています。
 このイベントは、たくさんの人々がスポーツを通して交流するのが目的である為、年齢層が広く、各競技の選手はもちろんのこと一般の家族連れの人も随分おられました。利用者の訴える症状は、肩凝り、腰痛、足の疲労等が多かったようです。特にはりを初めて受ける方が大半で「怖い」、「痛そう」等というイメージを持っておられる人も何人かいましたが、治療体験後には「全く痛くない」、「気持ちいい」、「楽になった」といった声がたくさん聞かれ、はり治療の優れた効果やマッサージの素晴らしさに感心して帰られました。
 尚、最後に今回の活動においては地元の阿南市の方々に大変お世話になったことを心より感謝申し上げます。



三法人合同一泊研修の報告

 平成18年7月1日(土)、2日(日)に第三回目となった、三法人合同の一泊研修が行われました。 1日目は、普段なかなかできないお話しをしたり、意外な一面が見られたりとの楽しいバーベキューの後、月ヶ谷温泉に入り、日頃の疲れを癒しました。
 2日目は福原ふれあいセンターでのボランティアです。たくさんのかたが治療を受けられ、喜んでいただきました。
 360度パノラマで山。そんな景色の中、地元の食材を使った美味しい料理を食べると、県内なのに、つい、お土産を買ってしまいました。
 今回の研修は、衆議院議員後藤田正純事務所の中村様、に大変お世話になりました。ありがとうございました。





三法人合同忘年会

 平成18年12月17日(日)午後5時〜7時、渭水苑にて、三法人合同忘年会が開催されました。
 今年は、日鍼会の篠原新作先生が幹事です。
 4時半に送迎バスに乗って徳島駅を出発し、会場へ。さすがは渭水苑です。入り口の門まで歩き、門をくぐると玄関まで歩き、玄関を入ると部屋まで歩き、座る頃にはお腹がペコペコなほどの広い敷地です。綺麗に手入れされている庭に灯りがともり、料理と庭の美しさで満腹しました。




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経営推進委員会からの報告
委員長 谷川仁士


 経営推進委員会は、「新規開業者支援と経営改善支援を行う」ことを目的としております。

委員会開催日
平成18年5月20日、6月24日、8月19日、9月16日、10月28日、月日、11月18日、1月20日(予定)

内容
○経営相談
○パンフレット作成
○年賀状の作成
○経絡テストの作成
○マナー講習会を学術部と協力して開催
○モニターとして新規開業の先生にご参加頂き、経営の安定や向上をはかる
○PCを活用するためのPCの使い方勉強会(随時参加者募集中)電源の入れ方、ノートパソコンの開け方から勉強
などを進めております。

 経営推進委員会は、保険師会会議事務所にてほぼ毎月開催しております。
経営に興味がある、経営に関するアイデアがある、PCを活用したい等「経営推進」に興味のある方は、是非ご参加ください。(お問い合わせは、本会事務局にて受けております)

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全鍼師会組織強化部よりご案内

「経営素材ガイドブック2006」の配布(有料)のご案内

すでに、斯界通信でご案内申し上げましたが、組織強化部で製作いたしました「経営素材ガイドブック2006」を有料にて配布させていただいておりますのでご案内申し上げます。

「経営素材ガイドブック2006」は編集段階よりCD−Rでの配布を目指し、又出来るだけ音声にも対応させました。個人で購入して経営に役立てていただく他、各師会において経営をテーマにした研修会等での活用、新規開業者の支援にもお役立ていただければと思います。

●配布価格
1〜10枚 1,050円/枚 + 送料実費
10〜19枚 840円/枚
20〜29枚 630円/枚
30枚以上 525円/枚
都道府県師会でまとめて購入されると割引されるのでお得です。

●ご注文の方法
1.FAX    ⇒ FAX:092-524-8070
2.メール    ⇒ keikoga-fuk@umin.ac.jp (古賀)
3.全鍼師会のHP ⇒ 会員専用のページ ⇒ 組織局データファイル ⇒ 注文送信フォーム
(会員専用のページへは専用のID・PWが必要です。)
※ご注文の際は、ご購入枚数、送付先のご住所、お名前、お電話番号をお知らせ下さい。

<トラブル等のお問い合わせ>
ご購入いただいたCD-R(トラブル等)に関するお問い合わせは、組織強化委員の坂本が担当させていただきます。
坂本(TEL088-626-4943 FAX088-625-12093 E-mail zensin_toku@msa.biglobe.ne.jp)

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学術部便り

学術部長 坂本貴子
学術副部長 泉木礼子

●ごあいさつ   〜今年度を振り返って〜
 新年明けましておめでとうございます。
 学術を担当させていただきもうすぐ2年が終わろうとしています。皆様のご協力のおかげで何とか今年度の事業も無事計画通り実行出来そうです。皆様のご協力に心より感謝を申し上げます。
18年度は4回の学術研修を行い、2月4日には5回目の研修を行なう予定です。(詳細は後期に記載) 就任当初、学術講習会の参加者を何とか増やしたい、盛り上げたいとの思いで「学術の情報サイト」も立ち上げました。今年度は、この「学術の情報サイト」を通じて県内の学術講習会や各種イベントはもちろん、全国大会や県外近隣県の学術講習会などもご案内し、そして詳細を写真と共にご報告して参りました。会員の皆様の中にはインターネット環境でない先生方もたくさんおられるかと思いますが、メール環境にない方には、携帯メールやハガキ、会報でもお知らせしてさせていただいております。
 今年も会員の皆様方にお役にたてる学術部めざして努力してまいりますので、今後ともご協力の程どうかよろしくお願い致します。

●今後の方向性  〜今からがチャンス〜
 今、私たちを取り巻く状況は、超高齢社会、膨大に膨れ上がる医療費、又今年から迎える団塊世代の退職とともに空前の健康ブームが起こっております。国民の「健康で老いたい」という願いの高まりは、同時に「未病治」を得意とする私たち鍼灸マッサージの活躍の場を広げていく大きなチャンスの訪れであると思います。このチャンス逃さないように、幅広い分野で学術研修を行い、資質向上を図り社会的評価を高めて行かなければいけないと考えております。会員の皆様が一人でも多く研修会に参加していただけるよう魅力的な講習会を企画して出来るよう努力して参りたいと思っております。

●生涯研修について 〜一歩ずつ確実に歩みたい〜
 この数年、全鍼(中央)は会員の学術、資質向上を図ることを目的に(財)東洋療法研修試験財団が認定し研修修了証を交付する制度「生涯研修制度」に力を入れております。本会の学術部でも、この制度を活用することの重要性を感じ、19年度は「生涯研修」の準備、検討期間としたいと考えています。
当初は、来年度より「生涯研修」を実施したいと考えておりましたが、県外師会の情報を収集し検討しました結果、本会の財務体力では、年間20単位〜25単位を取得する講習会の実施は困難と思われます。そこで、近隣県と協調して単位を取得する方法や全国規模の学術大会への参加を検討して行きたいと考えております。ここ数年、香川県や愛媛県とは学術情報を共有し本会会員も近隣県の学術研修に参加している現状がありますので、近隣県と協調して取り組むことはそう難しいことではないと思います。将来的には、会員数の確保、養成学校生の参加を呼びかけ、本会で生涯研修を実施したいと考えております。来年度からは、将来の実施に備え事務手続きが簡素化できるよう各種フォームを整備しておきたいと考えております。

●19年度の学術研修会 〜事業計画から〜
 18年度同様、年間5回〜6回の開催を検討し、4月〜5月中に計画を立て年間計画を会員の皆様に案内したいと考えております。IT、学術情報サイトの活用についても昨年同様、案内や報告を充実させ、HPも随時更新し詳細をつたえ学習意欲が起こるようにしたい。又、県内・県外の学術情報を伝え、選択の幅を広げるサポートを行いたいと考えております。その他、講習会に熱心に参加する会員に対し、表彰も検討したい。


【第5回学術研修会のお知らせ】
新年最初の学術研修会を、下記の日程で行ないたいと思いますので、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。今回、講師にお招きしました堀昌弘先生は、鍼灸マッサージ治療院や整骨院の経営者として大勢の治療師を雇用され活躍しておられます。研修会では実技とあわせて経営についてもご指導いただけます。

日時
平成19年2月4日(日)10:00〜15:00

会場
ホテルありの道 TEL 088-655-1212(2F ) 徳島市寺島本町西1−34

受付
9:30〜10:00

講師
堀昌弘先生
社)全日本鍼灸マッサージ師会 事業局長
社)和歌山県鍼灸マッサージ師会 会長

テーマ
「マッサージの実技と治療院経営」

内容
午前中は講演、午後は実技指導を頂きます。

参加費
会員2,000円
会員外3,000円

申込先
坂本(088-626−4943)
中島(088-625−2412)

◎準備の都合上1月29日迄にお願いします。


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財務部より会費の早期納入のお願い

財務部長 林政夫

会員の皆様には、会費の早期納入へのご協力を、ありがとうございます。

社団法人 徳島県鍼灸マッサージ師会 定款 第二章 会員 第7条 3
「会費の納入は9月末日までとする。」

とあるように、会費は9月末日までにお振込または、財務部長 林までお納めください。

 全鍼師会では、会費の早期納入をされた県師会に還付金を出しています。
本会事業の円滑な遂行のためにも、6月末までの早期納入をよろしくお願いいたします。

郵便振替 加入者名:(社)徳島県鍼灸マッサージ師会
口座番号:01620−7−33340

※会費に関するお問合せは、
財務部長 林政夫
(TEL・FAX)088−699−5923
までお願いいたします。

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保険部便り

保険部長 濱崎倫宏

 2007年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 

 さて、平成18年11月5日(日)BIZ新宿で行われた全国保険担当者会議に出席してきました。総出席者は50名程でしたが、遠距離の東北、九州、北陸地方からは欠席した県もありました。

 壇上には杉田会長に吉井保険局長、議事進行は中野会長で始まりました。始めは各都道府県の担当者による現状報告でした。各県ごとに悩みは様々で、往療料の料金改定に伴う戸惑い、保険者のレセプト審査に対する不満、保険治療自体が未発達の県等、沢山出てきました。

 具体的には、どこの都道府県でも(特に道で)往療料の大幅カットが深刻で
「地方の実情に合わない」
「都道府県ごとの算定基準にして欲しい」
「1番困っているのは患者さんだ」
と意見が噴出しました。

 続いて、往療基準(歩行困難で真に安静・・・)に対する困惑。県によっては医師の往診が絶対条件になっている様で、「同意書に医師 から一筆入れてもらう」「介護保険による通院もある事で保険者側に配慮してもらう」といった意見が聞こえました。

 更に同意書の不備による療養費の不支給(ドクター署名欄にシャチハタ印使用、医師に「経過報告書」の提出を求める、等)同意医師に嫌気を持たせて支給を渋る保険者もある様です。ゾッとします。


 続いて質疑応答に入り、同意書について、「主治の医師」の概念について、医療制度改革について、鍼灸の医療併用について、鍼灸とマッサージの併給について、保険医療に詳しい先生方から質問がありました。でも毎回同じ質問が出てくるみたいで答える吉井保険局長も苦笑気味に解説しておられました。


 そして最後に茨城県からショッキングな話が出てきました。厚労省の人と立ち話をしている時の事、
「どうして我々(鍼灸マッサージ師)は柔整師並みに認めてもらえないんでしょうね?」
と尋ねると
「それはあんたらの施術所が汚いからだよ。」
と言われたそうです。どうもイメージの中で、畳の上に煎餅布団をひいてやる、という認識が常識化しているらしいのです・・・。びっくりです。

 「信用を担保できない」と保険者に思われているとすれば由々しき問題で、今後更に保健医療を推進していく中で大きな障害になる事でしょう。我々は医療従事者である!という自覚をもたなければ、カイロやら、整体やら、と同列(もしくはそれ以下)に扱われても文句言えません。本当の敵は味方の中に、という事でしょうか。周囲から思われているイメージを向上させる為にも各々で出来る事をするべきです。くれぐれも布団を干せという意味ではありません。

  この会議に出席した感想としては、やはり徳島県の先進性です。諸先生方の尽力の結果、今年ついに徳島県全市町村における受領委任払いを達成し、新たに次のステップに進めるようになりました。まだまだ地域の保険者から信頼を勝ち得ていない県も多い中画期的な事であると思われます。この状態を継続し、更に発展させていく為に必要な物は我々一人一人の不断の努力ではないでしょうか。

 僕自身、昨年より木下先生に代わり保険部長に就任しましたが、この責任ある職を積極的に活動してきたとは言えません。
 今年こそは、もっと積極的に活動したいと 思います。

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いろいろな共済制度のご案内

◎ 全鍼師会110番補償制度
 会員の先生方が安心して日常の業務に専念していただけるよう、不慮の施術事故が原因で患者様の身体に障害を与えてしまい損害賠償責任をおった場合や、院内設備の不備・日常生活中の事故により損害賠償責任をおった時、その損害をお支払するものです。
 ちょっとしたミスや気のゆるみが重大な事故を招いており、私たち鍼灸マッサージ師の誠意ある処置・対応が求められ、110番補償制度へ加入することの重要性を感じます。
治療院経営を守る安心の保険です。
会員外の施術者は加入できません。
 本会としましては、患者様への安心のためにも是非、会員全員の加入をお勧めしております。
 毎年5月に「全鍼師会110番制度」振込用紙が送付されます。未加入の方は是非ご検討ください。
「MS徳島株式会社」の印刷された振込用紙でお振込ください。万が一の際には、身近な保険会社が便利です。


◎ 総合共済制度
 会員の先生方ご自身の保険・補償制度です。病気やケガで入院又は安静加療したり、業務を1ヶ月以上休業した場合、その期間に応じた所得の補償をします。様々なセットプランがあります。


◎ 新補償制度
 保険会社アリコ・ジャパンと提携し、平成11年8月より発足した新たな共済制度(新補償制度)です。
 この制度は、全鍼師会のスケールメリットを生かし安い掛け金で高額な死亡保障を受けられること。ガンをはじめほとんどの病気・ケガ・入院をカバーできる他、会員本人だけでなくご家族まで補償を拡大していること。また、視力障害を不担保とすることで、今まで保険加入に制限のあった視覚障害の方もかにゅうできることなど様々なメリットがあります。


◎ 鍼灸マッサージ師等国民年金基金
 鍼灸マッサージ師等の業務に従事する方のための、確定給付型の公的な年金で、国民年金に上乗せして60歳まで掛け65歳から支給される年金です。税制上の優遇もあり、掛け金は全額社会保険料控除が受けられます。(民間の個人年金控除は最高5万円)掛け金は最高限度額の月額68,000円までの間で、加入途中での掛け金の変更も可能です。


共済制度に関する詳しい内容は、本会までお問い合わせください。
資料等を送付させていただきます。




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「全鍼師会110番制度」
賠償事故が発生した際お世話いたします。
MS徳島株式会社
担当 漆原 敏幸
〒770-0856 徳島市中洲町二丁目六番地
三井住友海上徳島ビル3F         
Tel 088(622)7661  Fax 088(622)7663

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青年部便り

青年部長 楠彰浩
 青年部 は、新入会員や青年層(心は青年も含む)みんな仲良く、をテーマに活動をしております。
●今年度も、「ボウリング大会&食事会2006」を開催しました。
  豪華(?)賞品が出るこのボウリング、会場のダイヤレーンでもイベント中で、ダブルで賞品がゲットできるチャンスを物にしようと、激しい戦いが繰り広げられました。戦いの後は、食事会。賞品を貰う人を見ながら、次回の大会では是非とも優勝するぞと心に決めた人が、居たとか居ないとか・・・








●カキツアー(焼きガキ食べ放題)を開催します。
是非、ご家族ご友人も「みんな仲良く」ご参加ください!
日 時:平成19年2月18日(日)11時頃〜18時頃を予定
場 所:香川県牟礼町(会場までは車で移動します)
参加費:3千円くらい
申込み:2月11日までに、青年部長 楠(電話088‐652-1070)または、総務部 中島(電話088-625-2412)までお申込みください。たくさんの参加をお待ちしております。

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四国ブロック協議会のお知らせ

平成18年度四国ブロック協議会、今年度は香川県で開催されます。

日時
平成19年3月3日(日)13時〜4日(月)12時

場所
ウェルサンピアさぬき

参加費
14,000円



全鍼大会のお知らせ

第6回全鍼大会は大阪での開催です。特別講師に西川きよし氏が来られる予定です。

日時
平成19年7月8日(日)13:00〜9日(月)12:00

場所
都ホテル大阪



日東医のお知らせ

 (中間)日本東洋医学系物理療法学会 第33回学術大会が下記の通り開催されます。

日時
平成19年10月14日(日)、15日(月)

場所
栃木県 うつのみや福祉プラザ

四国ブロック協議会、全鍼大会、日東医の参加申込、お問合せは事務局中島(電話088-625-2412)までお願いします。



ホームページの案内

 平成16年度より運営しております全鍼徳島のホームページには、会員名簿、役員名簿、事業、会報、入会案内、各種書類のダウンロードなど、会員に役立つ情報の掲載のみならず、広く一般の皆様にも「鍼灸マッサージ」を知っていただけるサイトを目指しております。
 治療院のホームページをお持ちの会員は、リンクいたしますのでURLを事務局までお知らせください。
 また、会員名簿の内容が間違っている、こんな情報を載せて欲しいなども、お待ちしております。
 今後も、より有用な情報を発信してまいりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
(社)徳島県鍼灸マッサージ師会ホームページURL
http://www15.ocn.ne.jp/~tokusima/


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全鍼徳島への様々な届けについて
総務部長 中島智美


◎「自宅や施術所の住所が変わった」「氏名が変わった」「電話番号が変わった」「メールアドレスが変わった」「開業した」等、全鍼徳島への登録内容に変更があった場合、「登録内容変更届」を事務局までお送りください。

◎免許所持証明書の発行をご希望されるかたは、「免許所持証明書発行申請書」に必要事項をご記入の上、「免許証のコピー」「写真2枚(3cm×2.5cm)」を添えて、事務局までお送りください。

◎会員が入院された、お亡くなりになった、ご結婚されるなども事務局へご連絡ください。

◎「登録内容変更届」「免許所持証明書発行申請書」「入会届」「(死亡)退会届」はご連絡いただければ郵送いたします。
また、ホームページからもダウンロードできます。

※各種届についてのお問合せ、会報の内容についてのお問合せは、事務局 中島(電話088-625-2412)まで。



編集後記

謹賀新年

 今年度は、「無資格マッサージから国民を守る法改正に関する国会請願」で始まりました。決起集会では、県内関連7団体をはじめ、来賓に県医師会長、県保険所長、衆議院議員、参議院議員、県知事代理、県議会議長、県議会議員、市議会議員を向かえ、約百名が国会請願の決意を確認しました。徳島県だけで約8,700、全国で約36万もの署名をそえての国会請願でしたが、結果は審査未了でした。
しかし、この決起集会がきっかけとなり、無資格者逮捕に拍車がかかるなどの大きな動きにつながりました。
 この動きを止めることなく、益々発展する徳島県師会でありますよう、会員の皆様のご活躍、ご発展を心よりお祈り申し上げますとともに、今後とも本会の活動へのご協力をお願いいたします。
(中島)



社団法人
徳島県鍼灸マッサージ師会
〒770-0831徳島市寺島本町西1-60-5
中野ハリ灸院内
Tel&Fax 088(625)2412
郵便振替口座 01620-7-33340
Email:tomo3@eagle.ocn.ne.jp
発行責任者 中野 義雄
編集責任者 中島 智美

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