平成22年度スポーツセラピー局研修会

日時:829日(日)午後1時〜5

場 所:山形市福祉文化センター

1.『水泳の特性について』
    時間:午後1時〜230
    講師:山形県国体監督 佐々木  賢二先生
        (山形ドルフィンクラブ常務取締役

概要: 水泳の特徴として陸上よりも水中は700倍の水の抵抗があり、スピードを増すごとに2乗で抵抗が増し、前面の形状抵抗、造波抵抗、後ろに引っ張られる渦の抵抗、摩擦の抵抗がある。
現在、高速水着は全て使用禁止になった。山形県では高校の女子選手の層が薄い。
泳の世界には『キックを制する者は世界を制す』という格言があり、練習の中心がドルフィンキックやバサロキックで週6回3000m泳ぐ。
初心者の水泳では頑張らない伸びやかな動きを心が
けるといい。

佐々木先生のご講演に熱心にメモをとる受講者のみなさん

2.『競泳選手に起こりやすい障害とケアの仕方について』
    時間:午後230分〜5
    講師:スポーツセラピー局長 梁瀬 吉仁

概要:競泳競技は水中という非荷重環境で行うため外傷の頻度は少ないが、同一の動作を繰り返し行い、オーバーユース症候群としての障害が腰背部、肩関節、膝関節、足関節、肘関節の順に多い。水泳選手に多くみられる腰部障害は、一流選手ではクロール、背泳の際にも腰椎は伸展位となっており、また回旋動作も加わることや、バサロキックと水中ドルフィンキックを使用することも原因の一つと推察される。予防として脊柱起立筋や多裂筋などの伸筋群、腹横筋や腹斜筋、腸腰筋などの屈筋群などの屈筋群の強化と腰部に直接・間接的に関与する股関節周囲筋の柔軟性が重要となる。肩関節の内外転・内外旋運動のうち、特に入水直後のプル初期(キャッチ期)とリカバリー初期に、肩関節内旋位での外転挙動が行われ、肩峰下インピンジメントが生じ、障害へと至る。予防としては肩の柔軟性の維持、増大とリコンディショニングと同様に筋の機能を重視した。腱板や肩甲骨のトレーニングが重要となる。膝・足首・肘は省略。

*

腰の回旋制限の為のテーピング

腰の回旋制限の為のテーピング

肩甲間部を広げるストレッチ

Neerの誘発テスト

 

3.受講者

   

郵便番号

          

勤務先

 

1

原田 幸美

990-0406

中山町大字柳沢233-6

柳幸鍼灸院

023-662-4848

2

池田 研二

998-0022

酒田市駅東1-4-1

池田治療所

0234-23-2853

3

安達 尚子

999-3722

東根市大字泉郷341

いずみごう鍼灸マッサージ治療院

0237-44-3680

4

梁瀬 吉仁

990-0829

山形市五日町7-13

五日町鍼灸院

023-645-9952

5

  輝彦

993-0085

長井市高野町1-6-39-3

森針灸院

0238-88-1685

6

鈴木 耕平

997-0022

鶴岡市切添町23-

切添鍼灸院

0235-22-8009

7

松田 吉男

994-0016

天童市東久野本3-3-22

松田治療院

023-653-6259

8

佐藤 康宏

992-0044

米沢市春日2--

丸太指圧

0238-23-1659

9

吉田 雄一

990-0301

山辺町大字山辺739-16

023-665-7345

10

鈴木 勝利

990-2483

山形市上町2-1-7上町サンタウン1F

スズキ療院

023-645-5857

11

加嶋 

990-0042

山形市七日町4-2-27

加嶋鍼灸療院

023-622-6936

12

伊藤 欣弥

996-0035

新庄市鉄砲町3-77

銀河堂

0233-22-0741

真田 広信

997-0826

鶴岡市美原町6-19

真田鍼灸指圧マッサージ治療院

0235-23-5247