第24号 平成21年1月1日発行
目次
会長挨拶
今年度の主な事業
学術部便り
保険部便り
経営推進委員会便り
新入会員紹介
青年部便り
共済制度のご案内
保険料金表 ※料金改定により削除しました
全鍼大会報告
第3回健康フェア報告
鍼灸展報告
財務部便り
総務部便り
四ブロ・全鍼大会・日東医学会のお知らせ
編集後記・広告
新年のごあいさつ
会長 中野義雄
新年明けましておめでとうございます。
皆様には健やかで清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
平素は本会の活動にご協力賜り誠にありがとうございます。
昨年の世相を表す漢字は「変」、株価暴落や円高ドル安など金融情勢の変動。農薬や異物混入など食の安全に対する意識の変化。日本の首相や米国の大統領の交代など政治的変革等々、変化の「変」に代表される年だったのでしょうか。
私共の業務も時と共に変化し、需要の高まりと供給の多様化はめまぐるしく変化しています。厚生労働大臣の免許を有しながら業務が独占できないのは..本当に<変>!
只、昨年の「無資格マッサージから国民を守る決起集会」は大きな成果を得、全国に誇る大会となりました。特にタイ国からの・スパサービス(タイ古式マッサージ)の導入に対する反対運動は、地元選出の国会議員の多大のご尽力が有ったことと、厚生労働省、外務省、経済産業省、法務省等、各大臣及び担当局長へ宛てての陳情書、要望書を何度も提出したことが当局に理解され「国内の法律を重視する」という見解に至っております。
タイ・スバの導入阻止は後一歩。しかしこのタイ・スパの導入を機会に国内に氾濫する無資格業者(タイ式マッサージ・クイックマッサージ・エステ・リフレクソロジー・整体・カイロ・足裏マッサージ等々)は堰を切ったごとく大手を振って正規の免許者のごとく営業が解禁される...と願っている者たちは...何としてもタイ・スパを導入しようと躍起となっています。日本とタイ国における貿易問題(EPA・FTA)ですが、これを利用して国内の無資格業者達がマッサージ免許を不要なものにしようという「もくろみ」を断固阻止しなければなりません。これからが正念場です、気を引き締めて頑張りましょう。
私どもを取り巻く環境はまだまだ厳しいものがあります、役員一同、会員と一丸となって本会の目的達成に向け全力で取り組みたいと思います。どうか会員皆様のご協力をお願い申し上げます。
最後になりましたが、本年が会員皆様にとって意義深く実り多いものとなりますよう心より祈念申し上げます。
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本年度の主な事業
年月日
事業
内容
平成20年4月1日〜
徳島県発行「施術所解説届け済み証明書」手続き開始
有資格者であり、保険所に解説届け済み施術所である証明書が平成20年4月1日から発行されるのにあわせ、会員施術所の申請を本会が取りまとめ
4月3日
通知発送
タイ・スパ導入反対要望書・陳情書を舛添大臣と外口医政局長あて
4月13日
学術委員会
学術部の活動を計画
4月19日
経営委員会
県保険師会会議事務所
5月 3日〜 4日
おぎゃっと21
アスティとくしまママ&ベビーマッサージのボランティア
約300名の受療者
5月18日〜19日
全鍼師会 代議員総会
京王プラザ
中野会長、高島副会長
5月25日
第31回会員総会
サンシャイン徳島アネックス
出席者92名(内委任状56名)
6月1日
全日本鍼灸学会
京都府
国際会議場
6月13日
公益法人説明会(新会計基準)
ないすリフォーム
中島総務部長
6月14日
経営委員会
県保険師会会議事務所
6月19日
青年部会
青年部の活動を計画
6月19日
理事会
6月22日
学術研修会
徳島市シビックセンター
1.「糖尿病の予防等について」
徳島大学医学部 病態情報医学講座腎臓内科学分野 准教授 野間喜彦 先生
2.「あはきの医療過誤の予防と対策」
社)徳島県鍼灸マッサージ師会会長 中野義雄 先生
6月26日
二法人会
県保険師会会議事務所
7月12日
経営委員会
県保険師会会議事務所
7月15日
財団共催生涯研修
大阪
7月16日
新公益法人説明会(県主催)
県郷土文化会館
高島副会長、中島総務部長
7月21日
日東医学会打合せ
東京ベイ幕張
中野会長
7月23日
県医療推進協議会総会
パシフィックハーバー
7月27日
保険推進委員会
全鍼師会会館
中野会長、濱崎保険部長
7月27日
全国保険担当者会議
新宿BIZ
中野会長、濱崎保険部長
7月30日
保険連合会会議
全鍼師会会館
中野会長
8月3日
青年部親睦会
神山温泉
20名参加
8月 4日
緊急幹部会
届出済証明書
8月31日
学術研修会
クレメントサロン
「美容鍼灸」
四国医療専門学校 遠藤 陽子先生
9月7日
日東医学会正副会長会
京都府 鍼灸会館
中野会長
9月13日
経営委員会
県保険師会会議事務所
9月14日
学術研修会(後援)
東急イン
徳島県鍼灸学会主催
「北辰会方式打鍼術の講義と実技指導」北辰会議長大八木俊弘先生・秘書田辺雅春先生
「難病治療最前線−藤本蓮風著経穴解説を資料に」北辰会代表藤本蓮風先生
10月5日
理事会
クレメントプラザ
10月10日
全鍼大会準備
東京ベイ幕張
中野会長
10月11日〜12日
全鍼師会大会in千葉
東京ベイ幕張
14名参加
10月12日〜13日
日東医学会千葉大会
東京ベイ幕張
10名参加
10月15日
陳情書提出
タイ・スパ阻止の件
後藤田 山口 岡本 小池 各事務所へ
10月30日
県医師会との懇談会
11月2日〜3日
徳島大学学園祭「蔵本祭」第31回鍼灸展
徳島東洋医学普及研究会主催
施術者14名
受領者284名
11月4日
公益法人説明会(県主催)
県郷土文化会館
高島副会長、中島総務部長
11月8日
全鍼大会・日東医第1回合同実行委員会
全鍼師会会館
中野会長
11月9日
全国師会長会議
東京 京王プラザ
中野会長
11月13日
二法人会
県保険師会会議事務所
11月15日
経営委員会
県保険師会会議事務所
11月27日
第3回健康フェア打合せ
県医療推進協議会
県医師会館
11月30日
日東医幹部会
京都府
中野会長
12月6日
全鍼師会・日東医第2回合同実行委員会
全鍼師会会館
中野会長
12月7日
理事会
ホテル千秋閣
12月7日
学術研修会
ホテル千秋閣
「関節拘縮に対するアプローチ」運動療法の実技
阿南共栄病院 元木 繁 先生
12月7日
忘年会
ホテル千秋閣
12月13日
経営委員会
県保険師会会議事務所
12月16日
第3回健康フェア打合せ
県医師会館
12月22日
第3回健康フェア
アスティとくしま
準備と確認
12月23日
第3回健康フェア「癒しますクリスマス」
県医療推進協議会主催
アスティとくしま
はり、きゅう、マッサージ体験施術
東洋医学的体質チェック
※ここまでは、本年度行った事業です
※ ここからは、本年度これから行う事業予定です
平成21年1月17日
経営委員会
県保険師会会議事務所
1月24日〜25日
徳島県あんまマッサージ指圧師会四国ブロック協議会
剣山ホテル
2月8日
学術研修会
クレメントプラザ
2月14日〜15日
二法人合同一泊研修会
高知県
2月28日〜3月1日
全鍼師会
四国ブロック協議会
高知県
3月6日
県スポーツイベントボランティア
鳴門運動公園
3月26日
二法人会
県保険師会会議事務所
※上記の他にも、「免許所持証明書発行」「FM徳島スケジュールノート広告」「介護予防勉強会」「ベビーマッサージ勉強会」「授乳ケア勉強会」「会報発行」等、本会の目的達成のための事業を行っております。
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学術部便り
泉木礼子
新年明けましておめでとうございます。
坂本部長辞任の後、学術部長をつとめることになりました。谷口正敏副部長とともに理事の方々のお力添えを頂きながら会員の皆様の臨床に役立つ学術研修会の実施を心がけたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
学術部ではH19年度より「生涯研修制度」を実施してまいりました。術と学のうえに成り立つ私達の仕事は自己研鑽を続けることが大変重要だと思います。研修制度を通して幅広い医学分野の学術研修を重ね、地域医療の一端を担う良質な医療を提供する一助になればと思っています。
生涯研修制度について、その目的、単位制、講師の選任基準などを生涯研修の実施要領に沿ってご紹介します。
【目的】
東洋療法に携わる者として社会のニーズにこたえ、自らの職業に誇りを持ち、進むべき道を切り開き、自ら研鑽、努力を行い、昨今の医学の進歩に対応して資質の向上を図り社会的評価を高める必要がある。その為、財団法人「東洋療法研修試験財団」は関係団体の実施する研修会、学会と連携した生涯研修の推進を図るものとする。>とうたわれています。
関係団体
(1)全国病院理学療法師会・全日本鍼灸マッサージ師会・東洋療法学校協会・日本あん摩マッサージ指圧師会・日本鍼灸師会・日本盲人会連合会・日本理療科教員連盟の7団体
(2)理事長が認めた団体として、
全日本鍼灸学会・経絡治療学会・東洋はり医会、日本東洋医学系物理療法学会、全国盲学校長会
【単位制】
研修の方法は1単位を45分とする単位取得制となっています。
医学教養(4) 基礎医学(6) 臨床(10) 計20単位を終了した者のうち、7団体及び、研修財団が定める団体が主催する学術大会に1回以上出席した者に研修終了証書が交付されます。
学術大会に参加できない者については、研修会で25単位を取得すれば交付対象者となります。
医学教養には、治療院経営に関する附帯事業(経営・税務・接客・広報・組織運営)も含め広く解釈するようです。
研修財団が定める団体
全日本鍼灸学会・日本東洋医学会・日本伝統鍼灸学会・日本東洋医学系物理療法学会日本手技療法学会・日本鍼灸臨床懇話会・日本慢性疼痛学会・日本良導絡自律神経学会
【講師の選任基準】
研修会の講師は次のように決められています。
医学教養・基礎医学の講師・・医師または学校等で教育、研究等に当たっている者
(経験者を含む)
臨床の講師・・医師または学校等で教育、研究等に当たっている者、及びこれに準ずる者(原則として経験10年以上の者、各団体で指導的立場にある者)
このように研修内容が医学の分野に限られ、講師選任に基準が設けられていること等から年間実施計画書の作成に毎年苦慮いたします。
12月7日に開かれた理事会で研修制度について協議した結果、修了書を受けるのが研修会の目的ではないが、学術大会に参加できない場合も考慮して地元開催で25単位を取得できるような研修計画を立てるということで一致しました。25単位の場合、一例として10:30〜15:30( 昼食1時間、午後15分の休憩を入れる)の研修で5単位です。5回開催することになります。
会員の皆様、研修会のテーマや講師の推薦、ご意見ご要望などお寄せ下さい。
よろしくお願い致します。
【学術研修会のお知らせ】
今年度最後の研修会を2月8日(日)に開催します。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時:
平成21年2月8日(日)10:30〜15:00
会場:
クレメントプラザ5階クレメントサロン
TEL088-656-3211 徳島市寺島本町1丁目61番【JR徳島駅】
※「徳島駅ビル ショッピングセンター クレメントプラザ」内の5階レストラン街の「クレメントサロン」が会場です。
テーマ:
『お四国と私、心のケアから介護予防まで』
講師:
社団法人 千葉県鍼灸マッサージ師会 前副会長
千葉県介護予防研究会 代表 藤林 克仁先生
内容:
講演と実技
参加費:
会員・学生/2,000円 会員外/4,000円(昼のお弁当は準備いたします)
締め切り:
平成21年2月1日までに、下記までお申し込みください
学術部 泉木礼子
電話(0883−52−5545)
メール:bs-21@k5.dion.ne.jp
事務局
中島智美
電話(088−625−2412)
メール:tomo3@eagle.ocn.ne.jp
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保険部便り
保険部長 濱崎倫宏
平成20年度 全国保険担当者会議 報告
7月27日午後1時より、東京のBIZ新宿3階にて行われた「全国保険担当者会議」に参加しましたので報告いたします。
暑い最中、例年通り50名程の参加者があり会場はほぼ満席になりました。まず、開会の辞で浜田委員よりお話があり、この会が保険取り扱いの決議ではなく、保険担当者の意見交換が目的である旨の確認がなされました。毎年様々な意見、要求が交わされるこの会議、途中で話しが中断する事も度々なので、最初に釘を刺しておいたのでしょう。
続いての杉田会長のご挨拶は「会議」という堅苦しい物よりも、もう少しリラックスした集まりにしたい、というお言葉でした。あまりヒートアップするのはやめて欲しいとの改めてのお願いです。
いよいよ会議の始まりです。第1部で吉井保険局長から鍼灸マッサージ保険の現状と医療課との定期協議についての報告がありました。
この8年間でこの会議のメンバーも様変わりしたとのことで、定期協議のいきさつから話しが始まりました。この度90回を超える事になったというこの協議ですが、始まりは平成12年当時医療機関で鍼灸治療を行っても良いかどうかの議論が起こり、日本鍼灸師会、全日本鍼灸マッサージ師会、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本盲人会連合の4団体で同年「鍼灸マッサージ保険推進協議会」を立ち上げて「いわゆる5つの要望」という「保険取扱等に関する要望書」を提出したのが始まりだそうです。平成13年より本格的に定期協議が開かれるようになり、14年には期間、回数の撤廃、「療養費の支給基準」の説明文への書き込み、15年にはマッサージの支給対象の説明文を保険者の手引書として分かり易く書き込み。16年にはこれまでの9本の運用通知を廃止して一本化し発出、同意書の規定、18年より施術者登録番号のシステム作りに着手、往療料の料金改定、19年は「療養費の支給基準」の医療先行に関する記述を削除し保発28号通知の廃止と連動させました。
開業してまだまだ日の浅い僕にはとても分かり易い時系列順の説明でこれまでの難解で政治的な保険の流れも納得です。お役所という所がなかなか下の方に向いて話をしてくれない中でこれだけの成果を出すということに交渉に当たった方々の並々ならぬ苦労が伺い知れます。
20年度の取り扱いは目まぐるしく、後期高齢者医療制度の開始に伴い委任欄の入った支給申請書の全国統一化、施術者登録番号の運用開始2年に1度の料金改定、そして今回1番理解しにくい、保険担当者として1番理解しなければならない医師の同意の支給期間の変更、と山盛りです。今現在進行している話として生活保護や労災の担当者と交渉し我々の要望を伝えているそうで、徐々に成果が現れて来るそうです。
続いて柔道整復、はりきゅう、マッサージの療養費の推移についての説明がありました。平成17年度の取扱い高は、はりきゅうが179億円。マッサージが246億円。これを単純に開設届を出している施術所数(はりきゅうは約52000件、マッサージは約56300件)で割ると・・・
はりきゅうは1年間でおよそ342000円、マッサージで436000円だそうです。かたや柔道整復は取扱い高は3098億円で、施術所数は約30800件。割ってみると1年間でおよそ1000万にもなります。これをどの様に考えればいいのでしょうか。
それと追加で10月からの社保庁の解体の話がでました。社会保険事務局が全国健康保険協会に名称が変更される事にともない地域によって住所や担当者も変更するそうです。簡単にいうと、これから健保組合が1つ増えるだけ、とも言えますが慣れるまで大変そうだと思います。締め付けも強くなりそうですし。
このあと質疑応答に入り長崎の方より協会健保についての話がでました。政管健保と日雇いと船員保険はそれぞれ別々の時期に健保組合に入る、と言う事で注意が必要です。
続いて京都の方から生活保護についての質問で、福祉事務所の人の解釈次第で生活保護手帳の読み方ひとつで回数、期間の撤廃が続いている所がいまだにあるそうです。「国民健康保険に準じるので、65回で打ち切りという事例がありましたら保険局まで連絡を。」との吉井局長の回答でした。
料金改定についての話もありました。改訂率0.21%で8年ぶりのプラスの内容で手技料金が5円アップしました。個人的には(微量ではありますが)徒手技術に対する評価が上がったと思いたいところです。
往療料は今回据え置きになりましたが、800円の加算を600円に抑える話も財政当局にはあったそうです。2キロまでが10円マイナスで済んだのもまあ、交渉が成功した。と考えるべきではないでしょうか?3部位あれば結果5円プラスです。
料金改定についても質問がありました。愛媛県から一部負担金の端数の問題の質問です。後期高齢は切り上げ計算、国保は四捨五入計算、社保は切り捨て計算、これで会員が混乱して返却が山のようになったそうで、全国ではどうなのか?という話と、次からは端数の出ない料金改定にして欲しい旨の要望でした。端数処理法という国の負担を減らす法律があるそうで、どうも国保の勘違いみたいで、他の都道府県ではこんな問題は無いようです。我々は患者さんから療養費全額もらって・・・という建前なので、表立っては保険者にこんな質問はできません。交渉する側も困ったもんです。それにしても吉井局長は何でも知っているなあ、と感心しました。今回端数が出たのも、上記の交渉の結果で5円を10円にしたら800円を600円にされるというので妥協の産物なのだそうです。
次に支給期間の変更についてです。これが今回の一番の問題で参加者全員混乱している所ではないでしょうか?同意期間が切れると、これまでなら、もう一度同意書をもらわなければならない所、口頭での再同意で済むのなら助かります。再同意の期間が終わらないようにすれば全く問題ないのですが入院されたりすると患者不在で治療実績のないまま再同意をもらいに行く訳にもいかず悩みの種でした。全国の皆さん同じ思いのようです。
この話題は難解な事もあり全国から質問が噴出しました。回答の言い回しが複雑なのは、この先の交渉でなんらかの進展を狙っているからなのだと思います。現段階でややこしいのは来るべき将来、同意欄を形骸化するため、と見越して我慢すべきでしょう。
どこの都道府県の保険担当者も再同意の扱いに腐心されてるようですが、なかには患者が入院していても「再同意しましょうか」と医師の側から言って来る奇特な県もあるそうです。よほど同意医師との関係が良好なのでしょう。
3時間の会議の内、約2時間半を保険局報告に費やしてしまったため、5分程の休憩ですぐ「第二部 各県の取扱実績報告」に入りましたが、何しろ時間が足りず、表の数字をなぞるだけで閉会となりました。先進県は鍼灸の往療も多いのか、件数も取扱高も高いですし、大都市は件数が違います。愛知、大阪に至ってはケタが2つも違います。あまり他の都道府県と比べても人口も地理的条件も保険を取り巻く環境も全く異なるので参考にはならないかもしれませんが、徳島は件数も取扱高も「控えめ」です。香川と比べても、もう少し頑張れるかもしれません。
大慌てで簡単に閉会の辞を終えて3時間の長い会議もあっという間に終わりました。前半部分に詰め込みすぎて後半でバタバタした感はありますが、必要な部分を全て網羅した良い会議でした。
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経営推進委員会便り
経営委員会委員長 谷川仁士
平成16年1月から活動をしている経営推進委員会の活動も、早5年を過ぎました。新規開業者支援、経営改善支援、経営につながるアイテムの提供、PC研修などを行っております。
その活動の中で製作したパンフレットの一部を掲載します。
治療院案内パンフレット
治療院の診療内容、はり・きゅう・マッサージに関するQ&A、適応症、当院の特徴、などを掲載したパンフレットの見本です。A4サイズ、両面印刷、三つ折、カラー。
院内に置いたりポスティングをするために、これを基に治療院に合わせたパンフレットを作れます。
ポスター「はりQ&A」「きゅうQ&A」「マッサージQ&A」
院内に掲示できるQ&Aのポスター3種類です。下記は冬バージョンですが、通年使えるものも作成しております。A4サイズ、片面印刷、カラーです。
はりQ&A
水色の背景に、イラストをちりばめ、全体的にさわやかでかわいらしいレイアウトです。
きゅうQ&A
黒っぽい背景に光が舞うような、幻想的な落ち着くレイアウトです。
マッサージQ&A
黒っぽい背景に宝石や星をちりばめたレイアウトです。
資格についての記述も掲載。
このほかは、順次会報にてお知らせしますし、ホームページの会員専用コーナーにも掲載予定です。
経営推進委員会は、ほぼ毎月一回開催しております。経営を変えたい、経営推進にアイデアがある、パソコンの研修を受けたい、などがあれば、ぜひご参加ください。
経営推進委員会へのお問い合わせは、事務局までお願いします。
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新入会員紹介
会報23号−夏号以降の新入会員をお知らせします。
氏名
ごとう けんじ
五島 健二
治療院名
ごとう治療院
住所
〒778-000
三好市池田町上野2840-3
電話番号
090-1008-7041
入会日
平成20年10月5日
五島先生は、平成13年3月に県立盲学校を卒業され、あん摩マッサージ指圧師免許をお持ちです。
どうぞ、よろしくお願いします。
本会へ入会したい先生をご存知のかたは、事務局までお知らせください。
入会申込書とパンフレットをお送りします。
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青年部便り
青年部長 楠彰浩
平成20年6月19日に行った青年部会で、本年度の青年部の活動を以下の通り決めて行いました。
青年部親睦会(夏の暑気払い)
平成20年8月3日(日)に参加者20名で、清流の里神山で鮎を食べ、冷えたビールとカラオケで親睦を図り、温泉に入り、ゆったりとした時間をすごし、夏の暑気払いを行いました。
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いろいろな共催制度のご案内
◎全鍼師会110番補償制度
会員の先生方が安心して日常の業務に専念していただけるよう、不慮の施術事故が原因で患者様の身体に障害を与えてしまい損害賠償責任をおった場合や、院内設備の不備・日常生活中の事故により損害賠償責任をおった時、その損害をお支払するものです。
ちょっとしたミスや気のゆるみが重大な事故を招いており、私たち鍼灸マッサージ師の誠意ある処置・対応が求められ、110番補償制度へ加入することの重要性を感じます。
治療院経営を守る安心の保険です。
会員外の施術者は加入できません。
本会としましては、患者様への安心のためにも是非、会員全員の加入をお勧めしております。
毎年5月に「全鍼師会110番制度」振込用紙が送付されます。未加入の方は是非ご検討ください。
「MS徳島株式会社」の印刷された振込用紙でお振込ください。万が一の際には、身近な保険会社が便利です。
◎総合共済制度
会員の先生方ご自身の保険・補償制度です。病気やケガで入院又は安静加療したり、業務を1ヶ月以上休業した場合、その期間に応じた所得の補償をします。様々なセットプランがあります。
◎新補償制度
保険会社アリコ・ジャパンと提携し、平成11年8月より発足した新たな共済制度(新補償制度)です。
この制度は、全鍼師会のスケールメリットを生かし安い掛け金で高額な死亡保障を受けられること。ガンをはじめほとんどの病気・ケガ・入院をカバーできる他、会員本人だけでなくご家族まで補償を拡大していること。また、視力障害を不担保とすることで、今まで保険加入に制限のあった視覚障害の方も加入できることなど様々なメリットがあります。
◎鍼灸マッサージ師等国民年金基金
鍼灸マッサージ師等の業務に従事する方のための、確定給付型の公的な年金で、国民年金に上乗せして60歳まで掛け65歳から支給される年金です。税制上の優遇もあり、掛け金は全額社会保険料控除が受けられます。(民間の個人年金控除は最高5万円)掛け金は最高限度額の月額68,000円までの間で、加入途中での掛け金の変更も可能です。
共済制度に関する詳しい内容は、本会までお問い合わせください。
資料等を送付させていただきます。
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全鍼師会大会in千葉&日東医学会千葉大会
全鍼師会大会と日東医学会が連結開催されました。
全鍼師会大会in千葉
大会テーマ「みんなで創ろう 新たなる業の頂」:
平成20年10月11日(土)13時〜12日(日)12時
日東医学会千葉大会
大会テーマ「統合医療における鍼灸マッサージの役割」:
平成20年10月12日(日)12時30分〜13日(月・祝)13時
会場:アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張 (旧幕張プリンスホテル)
全鍼大会&日東医学術大会の連結大会に参加して
全鍼師会理事・保険推進委員 徳島県師会長 中野義雄
(無限責任中間法人日本東洋医学系物理療法学会副学会長)
今年初めての企画として全鍼師会大会と日東医学術大会が千葉県幕張において連結して開催されました。
2泊3日の大イベント、前半が全鍼師会大会、後半が日東医学術大会と盛り沢山のプログラムが繰り広げられました。
会場は幕張メッセに関連した大きなコンベンションホール、ワンフロア・12ブース。素晴らしい会場と高さ180メートル50階建てのホテルでの宿泊。
全鍼師会大会では、我々の地位・免許・業務の擁護と発展に関するテーマから、一般へのアピールを兼ねた「市民公開講座」と意義深いメニューが用意されていました。 私も、保険推進委員として保険の分科会で「保険の現状と展望」について吉井保険局長、浜田委員とともに担当しました。
しかし私の仕事は引き続いて開催される日東医の運営、今年は全鍼師会との協調による連結開催、ツーリストを入れない、手作りの大会。おまけに日東医事務局が参加しないと言う状況。参加登録等は全鍼師会にお願いしたが、当日の大会運営は地元の千葉県師会と我々日東医会の理事で行った。
私は日東医副学会長として大会運営を任され食事を摂る暇もなく、来賓・講師の接待、会場案内、ステージの設営、司会進行の補助、運営委員・ホテルマンとの打合せ等々目の回るような忙しさでした。
日東医学術大会は文部科学省及び厚生労働省から課長がご来賓として臨席され、格調高い開会式となった。「統合医療における鍼灸マッサージの役割」をメインテーマに教育講演、特別講演、学会員発表、実技ワークショップ、シンポジウムと内容は豊富で参加者の受講態度も熱心、伝統医療の担い手としての自信を高めたと思います。
只、日東医の学会員は減少の一途、毎年、学術大会だけに参加したいという非学会員が多くなったのは非常に残念な事だ。
学会員を増やし学術大会の盛り上げとともに鍼灸マッサージの唯一の学会としての機能と活動を充実させるため、一人でも多くの方に学会員として参加して欲しいと切に願うばかりです。
来年は北海道で開催されます。是非、多数の皆様のご参加を希望しております。
全鍼師大会in千葉&日東医学会千葉大会
河原由佳
秋も深まる10月に入り、ほのかに香る金木犀の香りが薄れ始めた頃に開催された大会は、初日の天候が危ぶまれていたものの、大変過ごしやすい気候で幕を開きました。会員の一人として今回はじめて大会というものに参加させていただき、大会とはどんな雰囲気なのだろうと期待と緊張を抱きながら、千葉へと足を踏み入れました。
初日の午後から“シミ・クマへの東洋医学的アプローチ”という美容鍼灸に関する話しを聴講しましたが、この分野は、私自身が女性だからこそ取り組みやすいであろうという事と、以前から興味を抱いていた内容でもあったので、腰をすえてじっくりと聞き入りました。
実技込みの内容でしたが、顔面部という元々範囲の狭い場所を打っていた事もあって、手技を行っている最中の手元はあまり見えず、それが残念でした。ですが、置鍼の状態はハッキリと見せていただけたので、太陽・攅竹・迎香など、顔面部の代表的な経穴を用いていることを知ることができて、大きな収穫となりました。
二日目に聴講した“はらすまダイエット”の話しも、途中、地震というハプニングがあったものの、楽しく聞くことができました。
食事ひとつ、運動ひとつ取っても、自身の身体にとって如何に優しく痩せられるかという事が、大きな課題となりそうです。
何をするにも“はじめて“が多い三日間でしたが、その分、私にとって、とても大きな実りを得られた三日間でした。お世話になった諸先生方に、この場をお借りしてお礼申し上げたく存じます。
全鍼師会大会in千葉&日東医学会千葉大会に参加して
(社)徳島県鍼灸マッサージ師会副会長 八百原義正
今年は全鍼師会大会in千葉&日東医学会千葉大会の連結開催であることに加え、本県の中野会長が日東医学会副学会長を務めるということで、この度は県内からの参加者を出来るだけ多く募り、それに参加した会員が色んな意味で収穫があり有意義な大会となるようひたすら努めました。
様々な視点からの詳細報告については他の参加者に任せて、私は保険師会の立場上全鍼師会大会の保険局分科会について一点だけ報告致します。テーマは『あなたにだけ保険の将来展望について教えます』ですが、その中で吉井保険局長が厚労省との協議等において外からみると頼りなくもどかしくうつるが実際に制度をほんの少し改善するだけでも大変な時間・動力・根回し、そして互いの信頼関係の構築が重要であり、各個人の勝手なスタンドプレイがー番交渉の邪魔になるという話をしていました。私も県内では交渉する立場の人間として、また保険制度を保持推進する意味でもこの意見に共感を持ち、保険取扱い者には根気よく理解を求める必要があるということを再認識致しました。
最後に、この大会の運営に係った関係者各位の皆様に心より敬意を表します。
全国大会参加記
宮本常宏
10月11日から13日まで千葉県で開催された全国大会に参加しました。
私は視覚障害局の分科会「言葉のちから コミュニケーション 講談で伝える杉山検校の世界」の報告をします。
内容は講談師、宝井琴調先生が杉山検校を実際に語るのがメインでした。初めて実演で聞いた講談は想像していたよりも分かり易く、杉山検校が管鍼法を発見するプロセスを講談を通して知ることが出来ました。
この講談の前振りのお話にも印象深いものがありました。分科会のタイトルの通り言葉が如何に大切か、言葉を軽んじている現代を言葉のエキスパートである講談師が解説して頂きました。まず、通信技術が電話からメールとなり話さなくなり、文字だけで会話するようになりました。メールでは相手の感情の機微は分かりません。また、放送媒体もラジオからテレビとなり視覚を刺激はしますが、言葉だけを聞いて色んなことを想像する必要がなくなりました。このようなことから言葉を発したり聞いたりすることが少なくなり、自分の感情を言葉に出来ない子供が増え、言葉に出来ないからその軋轢から「きれる」子供が多くなったのではないでしょうか、とのご指摘です。最近のマスコミ報道で耳を疑いたくなる少年犯罪(少年だけではありませんが)を聞くにつれ、色んなことが原因・誘因となっているのでしょうが宝井先生のご指摘には頷けます。
我々は鍼灸マッサージを通して患者さんと接していますが、治療中またはその前後に交わす言葉如何では予後に大きく影響を与えます。治療技術と両輪の如く言葉を大切にしなければいけないと感じた講演でした。
「第7回 全鍼師会大会in千葉」に参加して
濱崎倫宏
10月11日(土) 12日(日) 13日(月)の3日間、千葉県幕張にて行われた全鍼師会大会in千葉と合同開催の日東医学術大会に参加してきました。
11日朝8時半に空港に集合という事だったので、事前に調べていた一番安いが少し離れている駐車場(3日で1000円)に入れるため早めに到着。空港内駐車場だと1日800円なので、かなりお得だ。小雨のパラつく中、集合場所に到着したのは15分前で余裕を持って行動できた。無事全員集合して搭乗手続きを済ませ9時半離陸、主翼の真横の列で中央通路側座席だったので飛行中窓の外に目をやると想像以上に主翼がビヨンビヨンしなっているのが見えてとても恐ろしく、あまり窓の外は覗かない様にしていた。
あっという間に羽田に到着。少し早めなのだが、空港内で昼食にする。寿司、蕎麦、中華、何にしようかとターミナル内をグルグル歩く。結局12人で入って、ある程度メニューの選べる日本蕎麦の店に入る事に、ほっと一息つこうとしたら・・・空港内は禁煙です・・・。ぐっとガマンして、まずは目の前の「親子丼セット」に集中する。が、なんだかメニューの写真より量が少ないなあ・・あっという間に無くなった。全員満腹?になり、リムジンバスの予定時間が近づいてきたのでバス乗り場に急ぐ。停留所のある空港施設外に喫煙場所があるのだが、ここが何というか「大水槽」のような所で・・・3方がガラス張りの風避けになっていて周囲からよく見える様に故意に作られている。「ほら○○ちゃ〜ん、よく御覧なさい。あれが『喫煙者』っていう生き物よ〜。お口からモクモク煙を吐くのよ〜」という冷たい視線を感じながらも食後の一服を大急ぎで済ます。いかにも「これからディズニーランドに行ってきます」という幸せそうな親子連れが目をそらす。
・・・なんだなんだ、この罪悪感は・・・
幸せに背を向けたような、自分の存在理由まで否定されたような、うしろめたい気持ちでバスの中へ。あそこは精神衛生上よくない。 バスの隣の席は沖野先生。 嫌な事を忘れる為にいろいろな事をしゃべる、しゃべる。沖野先生の聞き上手もあって、気がつけば1時間の乗車時間の中で自分の人生の大半を語り尽したような・・・会場到着前に既に軽い疲労感を感じる。
乗車時間約1時間で目的地「アパホテル&リゾート東京ベイ幕張」に到着。早々に受付を済ませ開会式会場へ入ると想像以上の広さに驚く。前回の大阪大会も驚いたが、今回もすごかった。徳島では絶対にありえないキャパシティーで行われる開会式。全国から確実に500人は集まっているはずだ。さすが幕張。 開会の言葉を聞きながら受付でもらったパンフレットに目を通す。
「みんなで創ろう 新たなる業の頂」というテーマで行われる今回の大会、楽しみなのは特別講演と分科会の「トレーナーズサミット」だ。腹も膨れたし今の内に英気を養っておくか・・Zzz・・目が覚めて、ふと隣を見ると皆さん英気を養っておられるようで・・・Zzz・・・
開会式の後は公開講座。元ラグビー日本代表の吉田義人さんによる講演だ。2004年に現役引退したものの、それ以降も人材育成に才能を発揮、横河電機ラグビーを就任4年目でリーグ昇格させた才能と努力を併せ持つ稀有な人だ。苦労話には事欠かない。
なかでも印象的だったのは明治大学ラグビー部時代の話で、ストイックに自己研鑽するだけではなく、いかにチーム全体の力を底上げしていくか、団体競技ならではの葛藤も苦労も人一倍あってだからこそ強いチームに変革する事ができる。というのは今後に活かせるいい話だった。
1時間の講演はあっという間に過ぎて、いよいよ分科会が始まる。僕は「公開講座 トレーナーズサミット」に参加する。ここでもスポーツに関するいろいろな話を伺う事ができた。
オリンピックや世界大会で勝負する選手を影で支えるトレーナー。それぞれ仕事を持ちながら時間をやりくりし、練習や試合に同行し無報酬に近い状態で選手の成長を見守る・・・。現場の空気を読み、選手、監督、コーチ、と連携を取り・・・って地味だなあ。よほど好きでなければ続けられないよ。特に不思議なのは収入面。オリンピック強化選手を専属で受け持つ、ともなると、かなりの責任を負うはずなのに見返りが少ない。よくメジャーリーグの舞台裏潜入なんかの番組で専属トレーナーが選手の転戦先に同行してマッサージやトレーニングしているのを見たが、日本では、トレーナー活動だけでは、なかなか食べて行けなくて「本業」が必要みたい。そりゃあニッポン弱いわけだ、妙に納得がいく。
日本のスポーツを影で支えてきた今講座の講師の皆さん、日本体育協会やJOCで経験を積んでこられた方々で言葉に説得力がある。長年、選手とコミュニケーションを取り、信頼されてきたのもうなずける。今後の更なる活躍が期待される。
休憩時間を挟んで次の部会は保険部会。毎年これが緊張する。緊張を解く為にも、短い休憩時間は喫煙室に。・・・ここはすごいなあ空港では居心地悪かったけど、この会は喫煙率高いわ。みなさん短い休憩時間の間に我先にと集まってきているようで・・・徳大呼吸器科の医者に「上客」と言われても無反省な僕だけど、こうやってチェーンスモーキングしている人を真正面からじっと観察する機会があると、いやでも自分を見つめ直す事になる。こうなりゃタール1ミリも100ミリも関係ないわ。「大水槽」で人に見られるよりも、こっちのほうが考えさせられる。
いよいよ保険部会。サブタイトルは「あなたにだけ保険の将来展望について教えます」最初のテーマは「療養費の取扱の現状と今後の展望」と言う事で保険推進協議会の始まりから現在まで、保険推進の歩みの解説から始められた。聞けば聞くほど苦難の歴史で、ここまで右肩上りに取扱いが増えてきたのも吉井局長をはじめ当局と交渉に当たった方々の地道なアプローチの成果なのだとつくづく感じる。僕は開業して6年目だが、はるか以前より保険推進の為に汗水流してこられた方の努力の上にいるんだなあ・・・申し訳ないなあ。
行ってきた定期協議は20年9月時点で 93回
18年度取扱高は、
はり灸は207億円で 13年度比2.91倍
マッサージは288億円で 13年度比2.34倍
気の遠くなるような地道な作業の積み重ねの結果がこうやって実を結んでいるのだ。
続いて吉井局長による「定期協議から伝えたい事」で同意書の(同意の)形骸化を目指すにあたって再同意の厳守が保険者の信頼を得るためにも必要である事が話題に登った。今現在、発展途上中でやや複雑になっている再同意の日付だがそれもこれも将来に向けての1ステップである事、ここで会員全体で同意、再同意を厳守し、レセプト記入が不必要だと保険者に感じさせる事。全て次のステップに進む為なのだそうな。
・・・地道な努力はまだまだ続きそうである。
1日目の部会はここで終わり、次は懇親会。軽い疲労と達成感から楽しくお酒が飲めた。料理もなかなかで普段から大人数のパーティーを行っているせいか手際もいい千葉師会の方々もいろいろ余興に頭をひねっていて、沖縄エイサーの演奏や踊りなど飽きる事が無かった。どこかの会員さんが急性アル中で救急車で運ばれたのは予想外だったが、概ね好評に終了した。
今回の旅は参加者も多く、東京見物も楽しく、おいしく、いい旅行だったのですが、引越しでバタバタしていてすっかり作文を忘れていたという、個人的な理由で尻切れトンボでここで終わります。来年に期待してください。すみません。
学んだこと 普段からの地道な努力
全鍼師会大会in千葉と日東医学会千葉大会に参加して
中島智美
全鍼師会大会と日東医学会が連結開催された今年は、開催地が千葉県ということもあり、大会後には東京観光をする計画もある、交流・勉強・遊びが盛りだくさんの日程でした。
一日目の全鍼師会大会の分科会「公益法人制度改革化における協同組合設立説明会」と「シミ・クマへの東洋医学的アプローチ」の二つに参加しました。本会は公益法人制度改革に伴い「公益社団法人」となることが総会で承認されており、それに向かって準備を進めています。本会にはないのですが、公益社団法人を目指している県師会の中には収益事業を持っている会もあり、その対策として協同組合設立をするための分科会でした。
懇親会では、なんと青春のスター「森田健作」先生が来られました。私は写真を撮っただけしかできませんでしたが、徳島県の先生がただ一人、森田健作先生と握手をしたとかしないとか。お料理もおいしく、ゲストも素晴らしく、他県の先生方とも交流できました。
二日目は、全鍼師会大会の分科会「はらすまダイエット」に参加しました。はらまわりをスマートに、を略して「はらすま」だそうです。減らしたい体重のカロリーを3カ月で割り、一日に減らすカロリーを「食事」「運動」の組み合わせでこなします。本気で体重を減らしたいなら簡単にできそうな方法です。詳しくはウェブサイトにも載っているそうなので、「はらすまダイエット」で検索してみてください。
全鍼師会大会が終わり、次は日東医学会です。「統合医療における鍼灸マッサージの役割」をテーマに、永田勝太郎・浜松医科大学付属病院心療内科科長の講演を聞きました。いま注目されている「統合医療」の中で、東洋医学の役割は大きなものだと考えます。その役割を果たすため、もっと勉強しないと、と身の引き締まる思いがしました。学術部長泉木先生、よろしくお願いします。
夜は、はとバスツアーの屋形船での夕食でした。チャキチャキの江戸っ子「さっちゃん」の軽快な案内で笑い和み、揚げたて穴子の天ぷらのサクサクしたおいしさに舌鼓を打ち、お台場に停泊するあまたの屋形船の日本情緒あふれる景色の後ろに見える近代的なビルとの対比に感動しました。
三日目は、いよいよ東京観光です。生まれて初めて入る「国会議事堂」は広々と重厚な造りで、大理石の壁には化石がありましたし、掃除機のホースを差し込む穴が印象的でした。本会議場は意外と小さく見えましたがテレビと同じでした。本会議場横の控え室には宮様専用の部屋もあり、宮様専用トイレも完備でしたが見学は出来ませんでした。「靖国神社」でひいたおみくじは小吉で、努力をすると良いとの事、がんばります。築地でおいしいお寿司を食べ、浅草の浅草寺ではビックリするほど高額なコーヒーに驚き、六本木ヒルズではスターバックス初体験と東京の洋服の価格調査まで行い、最後まで楽しみました。
ツアーコンダクター係の濱崎先生・沖野弘子先生の誰も迷うことのない案内と、会計係の河原先生・小野先生の差配と、前日までツアーを組んだり全日程に気を配っていただいたりの八百原副会長と、参加した先生全員のおかげで全日程滞りなく無事に旅できました。とてもとてもお世話になりありがとうございました。中野会長は全鍼師会大会の運営にも、日東医学会副学会長として日東学会の運営にも携わられ、お疲れの姿を拝見しつつ何も手伝わずに楽しむばかりで申し訳ありませんでした。こんなに元気で大活躍の先生方と同じ県師会でよかったと思います。北海道大会も楽しく充実した旅になること間違いなしです。ぜひたくさんで参加しましょう。
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第3回健康フェア報告
業務部長 谷川仁士
業務副部長 上原雅幸
本会も会員である県医療推進協議会主催「第3回健康フェア(癒しますクリスマス)」が平成20年12月23日(火・祝)10時からアスティとくしまにて開催されました。
医療関係団体の「マンモグラフィー検査コーナー」「歯磨きチェックコーナー」などの健康に関するブース、介護に関するブース、食に関するブースなどがあるなか、本会は「東洋療法コーナー」を担当し、「はり・きゅう・マッサージ施術体験」と「東洋医学的体質チェック」を行いました。
朝9時頃には会場の前にたくさんの来場者が列をなし、扉の開くのをまっていました。祝日であるし、寒いと来場者が少ないのではないかとの心配は杞憂に終わり、終日良い陽気のなかたくさんの来場者がありました。
今回は、施術者を3班に分け、各班が1時間ごとに入れ替わる体制でのぞみましたが、特に混乱もなく、あいている時間に会場を見たり休憩をしたり、温灸コーナーなどを手伝ったりしました。
来場者には、経営委員会で作成した参加施術者の名前・施術所名と住所・電話番号入り「東洋医学はり・きゅう・マッサージQ&A」パンフレットを配り、東洋医学・はり・きゅう・マッサージの普及啓蒙を行いました。
参加施術者・・・31名
はり・きゅう・マッサージ体験者・・・約200名
体質チェック体験者・・・約60名
鍼灸用品提供・・・(株)セイリン、(株)山正、朝川貿易商会
温灸提供・・・徳島東洋医学普及研究会
皆様の協力の下、第3回健康フェアも無事に終えることができました。ありがとうございました。
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第30回鍼灸展報告
会長(徳島東洋医学普及研究会代表) 中野義雄
徳島大学蔵本キャンパスの大学祭である第24回蔵本祭にて、徳島東洋医学普及研究会が毎年行っている「第30回鍼灸展」について報告します。
開催日…
平成20年11月2日(日)〜3日(月・祝)
10時〜16時
参加者…
11月2日
施術者9名
ハリ体験者142名
温灸体験も同数以上
11月3日
施術者8名
補助2名
ハリ体験者142名
温灸体験も同数以上
内容…
受付
体験希望者の受付・整理券の発行・アンケートの収集
待合サロン
菓子・雑誌・お茶(紅茶も)を提供
6人掛けテーブルが3
展示コーナー
経穴人形、書籍、古代鍼、現代のハリ、お灸道具、ポスター
施術ブース
4ブース
携帯ベッド、処置台、タオルケット、目隠し用衝立
担当…
医科学生4年〜2年生14名
施術担当
徳島東洋医学普及研究会
協力
社団法人徳島県鍼灸マッサージ師会
施術者…
中野義雄、高島弘和、八百原義正、宮下健三、宮本常宏、楠彰浩、大仁春男、河原由香、泉木礼子、高島佳代、田中英子、岩佐真理子、蛭田智美、中島智美 (全員全鍼徳島会員)
補助…
朝川貿易商会2名
鍼、温灸、消毒など提供…
(株)セイリン、(株)山正、朝川貿易商会
本年度は初めて2日間の開催でしたが、学生たちの熱意とパワーで過去を大きく上回る実績を上げることができました。
最近の鍼灸展は「体験コーナー」が主体となり、大勢の学生や一般客がハリや温灸の体験を求め、好奇心と緊張感が交錯する中、整理券を求め、待合中は雑誌やお菓子が用意され紅茶までサービスされる。我々鍼灸師は書籍や経穴人形、中国の古代鍼等を展示して説明にあたりました。
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財務部便り
財務部長 林政夫
財務副部長 山田敏子
財務部より会費の早期納入のお願い
会員の皆様には、会費の早期納入へのご協力を、ありがとうございます。
社団法人 徳島県鍼灸マッサージ師会 定款 第二章 会員 第7条 3
「会費の納入は9月末日までとする。」
とあるように、会費は9月末日までにお振込または、財務部長 林までお納めください。
全鍼師会では、会費の早期納入をされた県師会に還付金を出しています。
本会事業の円滑な遂行のためにも、
6月末までの早期納入
をよろしくお願いいたします。
郵便振替
加入者名:(社)徳島県鍼灸マッサージ師会
口座番号:01620−7−33340
※会費に関するお問合せは、
財務部長 林 政夫
TEL 088-699-5923
までお願い致します。
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総務部便り
総務部長 中島智美
総務副部長 宮本常宏
本会のホームページのURLが変わりました
新しいURLは
http://www.zensin.or.jp/~tokushima/
です。
今までのURLも、3月中はアクセスできますが、お早めにブックマークなどを変更ください。
鍼徳島のホームページには、会員名簿、役員名簿、事業、会報、入会案内、各種書類のダウンロードなど、会員に役立つ情報の掲載のみならず、広く一般の皆様にも「鍼灸マッサージ」を知っていただけるサイトを目指しております。
また、会員名簿の内容が間違っている、こんな情報を載せて欲しいなども、お待ちしております。
全鍼徳島への様々な届けについて
◎全鍼徳島への登録内容に変更があった場合、「登録内容変更届」を事務局までお送りください。
◎免許所持証明書の発行をご希望されるかたは、「免許所持証明書発行申請書」に必要事項をご記入の上、「免許証のコピー」「写真2枚(3cm×2.5cm)」を添えて、事務局までお送りください。
◎会員が入院された、お亡くなりになった、ご結婚されるなども事務局へご連絡ください。
◎「登録内容変更届」「免許所持証明書発行申請書」「入会届」「(死亡)退会届」はご連絡いただければ郵送します。また、ホームページからもダウンロードできます。
総務部では、会員情報の管理、会員への各種通知、全鍼師会や監督官庁へ必要書類の提出などを行っております。
※各種届についてのお問合せは、事務局 中島(電話088-625-2412)まで。
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四国ブロック協議会のお知らせ
平成20年度の全鍼師会四国ブロック協議会が、平成21年2月28日(土)13時〜3月1日(日)12時、高知共済会館(高知市本町5丁目3−20)で開催されます。
参加費は15,000円(交通費別)です。
全鍼師会大会・日東医学会のお知らせ
第8回全鍼師会大会と第35回日東医学会が北海道で共同開催されます。
日時:平成21年11月1日(日)13時〜2日(月)13時
会場:シャトレーゼ ガトーキングダムサッポロ ホテル&スパ(札幌市)
参加者募集と詳細発表はまだですが、ぜひ大勢で参加しましょう!
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編集後記
謹賀新年
毎年なにか新しいことを始めます。昨年は糠漬けと家庭菜園を始めました。知識もないままに、失敗しては勉強をしながら続け、楽しんでいます。
野菜も漬物も、基本のとおりその特徴に合わせて世話をすれば、美味しい実を実らせるし、野菜を美味しく漬けてもくれ、必ず信頼に答えてくれます。人も同じだと思いました。
我々あ・は・きを生業としているものは、業友同士の信頼はもとより、健康を願う国民からの信頼にもこたえていかなくてはならないのだなぁと、野菜に教えられました。
今年は何をするか決めていませんが、実りのある事が始められればと思います。
信頼にこたえる会であるよう、本会の活動へのご協力をよろしくお願いします。
(中島)
ホームページを引っ越しました♪
新URLは
http://www.zensin.or.jp/~tokushima/
です。会員ページのパスワードは、本会事務局までお問い合わせください♪
社団法人徳島県鍼灸マッサージ師会
〒770-0831徳島市寺島本町西1-60-5中野ハリ灸院内
Tel&Fax088(625)2412
郵便振替口座01620-7-33340
Email:tomo3@eagle.ocn.ne.jp
発行責任者 中野 義雄
編集責任者 中島 智美
※会報の内容についてのご意見、ご要望、お問合せは、事務局 中島(電話088-625-2412)まで。
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MS徳島株式会社
「全鍼師会110番制度」
賠償事故が発生した際お世話いたします。
担当 漆原敏幸
〒770-0856徳島市中洲町二丁目六番地 三井住友海上徳島ビル3F
Tel088(622)7661
Fax088(622)7663
朝川貿易商会
鍼灸針
理学診療用器具
鍼灸マッサージ治療用器具全般
アサヒ技研工業(株)・セイリン化成(株)特約代理店
〒773-0011小松島市新居見町西川31-4
Tel 0885‐32‐6759
Fax 0885‐33‐2313
四国メディカルトリートメントセンター
医療廃棄物焼却処理
感染性、非感染性、可燃物、非可燃物を問わず、全ての廃棄物を焼却処理します。
徳島市不動本町3丁目1964-1
Tel088(631)7221
Fax088(633)1111
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